パナソニック東京汐留ビルにて

パナソニック東京汐留ビルは、

1階にキッチン、バス、トイレなどの住器類

地下1階に照明、4階には美術館と、

住まいの事から芸術分野まで楽しめる施設です。

 

 

今回は、新作照明見学と演色性の体感+ミケランジェロ展を

鑑賞してきました。

 

 

 

ライティングショールームにて

 

入り口を入ると、北欧風デザインに和柄を取り入れた照明が

出迎えてくれました。

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パナソニック照明の特徴は、

住宅用照明にも演色性の優れた器具を扱っている他、

汐留ショールームではLDKや寝室での演出が再現され、

ダウンライト部屋にて演色性の違いも体感できる等、

見学するための設備が充実しています。

 

 

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演色性とは・・・

照明で物体を照らした時の色や素材感が

どの程度自然光に近い見え方かを表しているかの指標です。

 

指標は平均演色評価数「Ra」で表され、

「Ra100」が自然光と同様とされるため、

数値が高い程演色性が良いとされます。

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まず、電球色2700K「Ra83 ダウンライト」での見え方。

シャツの光沢感はぼやけて見えます。

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電球色2700K「Ra95 ダウンライト」での見え方

素材の光沢が高級感を感じさせます。

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写真では分かりずらいかもしれませんが・・・。

改めて実感でき納得できました。

(集光タイプの照明の方が分かりやすいと思います。)

 

演色性はレストランやアパレル店舗から

スーパーやデパートの生鮮食料品売り場でも重要視されています。

 

次回はミケランジェロ展についてお伝えします。

 

 

 

 

 

 

U様邸完成

目黒区にお住まいのU様邸が完成しました。

こちらは穏やかな傾斜地の高い位置に面した家。

窓の位置に工夫を凝らして、風がが抜ける心地良い空間に

なっています。

照明は玄関とLDKを重視しました。

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LD

美しい傾斜天井をより美しく見せるために、

スポットライトを設け、上向きの光からの

反射光を活かした空間になっています。

夜間は照度を落として雰囲気を楽しめるよう

LDは全て調光できる照明を提案させていただきました。

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キッチンカウンター上部のペンダント照明

質感の違いを活かしたシンプルなデザインを提案

させていただきました。

昼白色の(色温度5000K)と電球色(2700K)の間の

温白色(3500K)で書斎にも向く明るさです。

電球色仕様の空間との繋がりを考えますと、

これから更に出番が増えそうです。

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階段のフットライトも夜間活躍してくれそうですね。

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U様完成おめでとうございます!

夜間は照度を落として、睡眠を促すメラトニンホルモンの分泌を増やし、

質の良い眠りで、ご家族皆さまが末永く健康で幸にお過ごしいただく

事を願います。

 

 

 

 

 

 

「遠藤照明」光育(ヒカリイク)セミナー

遠藤照明の光育基礎セミナーに参加しました。

「光育」とは

様々な体験を通じて、「光」を選択する力を養い

より豊かな光環境を追求し発信する活動のことです。

「光育.com」のWebサイトからもご覧いただけます。

 

セミナーでは、文字が見える最低限の明るさから、

居間、トイレ、寝室、デスクワークの明るさ等を実際に照度計で測りながら体感し、

距離に応じた光の広がりの数値、光沢のある素材やマットな素材、

凹凸のある素材に光があたるとどのように見えるか等実際に体感してきました。

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基本に戻ることも大切ですね!とても分かりやすいセミナーでした。

次回は照明が体に与える影響をお伝えします。

 

目黒区H様邸リビングダイニングの照明

こちらは、奥のキッチンからお部屋全体が見渡せ、

 

子育てに安心感を与えてくれる間取りのリビングダイニングです。

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リビングには美しい傾斜天井があり、

 

空間に広がりを感じさせてくれます。

 

美しい傾斜天井をより美しく見せるために、

 

反射光を活かした照明計画にしたいと考え、

 

傾斜天井の壁側の上部にダウンライトを3灯設けました。

 

高さのある壁面上部からの光は広がりもでるため

 

反射光によって十分な明るさがとれます。

 

光のグラデーションも映えますね。

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また、お子様がダイニングでお勉強をしたいとの

 

ご希望がありましたので、光の色と量の調節ができる

 

ペンダント照明を提案させていただきました。

 

デスクワークの明かり

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料理が美味しそうに見える明かり

 

スイッチで光色を変える事ができます。

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ご家族皆様に喜んでいただき光栄です。

 

生活スタイルに合わせ明るさを変えて、

 

楽しんでお過ごしください!

 

これからもよろしくお願いします。

目黒区K様邸の照明

耐震を兼ねたリノベーション K様邸が完成しましたので、

 

一部をご紹介させていただきます。

 

玄関ホールにニッチをつくり

 

エコカラットを設けたいとのご希望ですが、

 

玄関ホールの壁の中央に柱があり、

 

ニッチを設けたとしてもドア側に寄ってしまうとの事で

 

違和感なく演出効果を上げるために、

 

ニッチの面積を大きくとる事を提案させていただきました。

 

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小型ダウンライトの光が床面近くまであるエコカラットの陰影を創り出し、

 

さらに反射光がホールまで行き渡ります。

 

腕の良い大工さんや施工業者さんのお陰で、

 

華やかな理想のニッチが完成しました。

 

海外の玄関スペースにはウェルカムライトとして

 

スタンド照明を置く事が多いらしいのですが、

 

美しいニッチにお好みの小物や花瓶に花をあしらい

 

来客をお迎えするのも素敵です。

 

ご家族皆様に喜んでいただき、やりがいを感じる事ができました。

 

これからも宜しくお願いいたします!

小型スタンド照明の隠れた演出力

大光電機さんの小型スタンド照明。

 

照明だけ見ますと、一見シンプルな円柱の小型スタンド照明ですが‥

 

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観葉植物の後ろに置き点灯させると、パワーのある光量によって、葉の透け感と共に観葉植

 

物のシルエットが浮かび上がり、天井に見事な陰影を造ってくれるのです。

 

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こんなに小さい照明なのに、素晴らしい演出力!

 

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来客が来る日には玄関やリビング に、普段は寝室にと軽量で移動も楽々です。

 

今一番お勧めしたい、日本メーカーの小型スタンド照明です。

天井や壁面を照らす間接照明

天井や壁面を照らす間接照明を各メーカーから

 

2点紹介をさせていただきます。

 

大光電機さんの「まくちゃん」

 

インパクトある親しみやすい器具名ですよね。

 

最近、建築家照明(天井や壁面に凹みを造り照明器具を組み込んだ演出)の

 

ご要望が増えておりますが‥

 

施行に手間がかかってしまう場合があります。

 

それを解決してくれたのが、この「まくちゃん」!

 

幕板を施工しなくても、

 

家具の上等に置くだけで建築家照明を造ってしまう優れものなのです。

 

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設置方法は2パターンあり、

 

このように光源を室内側に向ける場合は幕板が必要になりますが、

 

壁側に向けるのであれば幕板不要。

 

反射率の高い白い壁や天井でしたら

 

置くだけでもある程度光量のある明るさがとれます。

 

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従来のように、造作して施工することもできますが

 

デザイン重視で幕板をつけたくない収納の上等でしたら、

 

置くだけで演出効果大ですのでお勧めです。

 

次はコイズミ照明さんのブラケット照明。

 

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配線工事は必要になりますが、こちらは器具が見えてもOK!

 

器具高わずか20㎜で、連結させてもスッキリとシャープで美しい建築家照明となります。

 

模様替えを考え、家具の上に照明器具を置きたくない場合や、

 

壁面照明、TVボードの演出照明としてもお勧めです。

 

LEDが普及してから、照明業界は日進月歩で進んでおり

 

今では上記のように施工の手間がかからない間接照明や、

 

光の色や光量を一つの器具で調節できる照明も増えています。

 

生活シーンに合わせて、楽しんでご活用ください!

フランク・ロイド・ライトについて

ご存知の方も多いと思いますが、

 

フランク・ロイド・ライトは、ル・コルビジェ、ミース・ファン・デル・ローエに続き、

 

世界三大巨匠と言われる20世紀を代表する建築家なんです。

 

Frank_Lloyd_Wright

 

「建築は単なる機械としての量の問題ではなく、

 

建築と自然との調和、人間の有機的生活を反映させた質的なものでなくてはならない」

 

「建築は創作するものである」という深い想いから

 

「有機的建築」を定義付けた方なんですね。

 

有名建築では、落水荘(カウフマン邸)他、日本にて旧帝国ホテルをはじめ自由学園明日館、

 

ヨドコウ迎賓館等も有名なんですね。

 

旧帝国ホテルは愛知県にある明治村博物館に

 

部分的に移築されているそうです。

 

すぐ見たい方には、ヨドコウ迎賓館ですとネットから見学ができます。

 

お忙しい方にお勧めです。

 

LEDが普及し、光色もだいぶ白熱光に近い器具が増えていますが、

 

やはり白熱光は特別な温もりを感じます。

 

省エネ重視の時代ですが心の豊かさを考え、

 

スタンドだけでもミニクリプトンやハロゲン球仕様にするのもお勧めです。

 

次回は日本メーカーの照明

 

置くだけで使用できる細長い照明や、ペンダント照明、

 

演出性の高い小型スタンド照明等を紹介します。

「LO-HOUSE」を彩るインテリア2

世界的な建築家 フランク・ロイド・ライトの傑作「タリアセン2」です。

 

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いくつものチェリー材のブロックに組み込まれたクリプトン球の光は、

 

なんとも温もりのある幾何学的な間接光となり、

 

特別な癒し空間を演出してくれます。

 

世代を超え引き継がれるインテリアは、飽きさせない重厚な室内空間にしてくれます。

 

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赤茶色のチェリー材と白熱光の組み合わせは絶妙で、ずーっと見ていたくなるんです。

 

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タイルやエコカラットの凹凸も活かされます。

 

 

計算されつくしたプロダクトデザインだと伝わってきますね。

 

 

次回はフランクロイドライトについてお伝えします。

「LO-HOUSE」を彩るインテリア

弊社の体感ハウス「LO-HOUSE」を彩る

 

デザイナーズ照明の紹介からさせていただきます。

 

北欧を代表するルイスポールセン社の「PH50 」

 

カフェモダンスタイルの照明に合います。

 

落ち着いた雰囲気にしたく、アクセントカラーにブラックを選びました。

 

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デンマークのデザイナー、ポールヘニングセンが考案した照明器具「ph5」が1958年以来ロン

 

グセラーとなり、50周年の記念モデルとして発売されたのがこの「ph50」です。

 

ポールヘニングセンは、光色、陰影、眩しさを抑えた照明器具を考案し、

 

住環境を豊かにしてくれる「良質な光」を追求したデザイナーですが、

 

ジャーナリスト、作家としても功績を残しています。

 

デンマークの冬の日照時間は8時間位しかなく、

 

午後3時45分頃には太陽が沈んでしまう日もあるとか‥。(°_°)

 

長い夜が続く冬が訪れるなんて、春が待ち遠しいでしょうね。

 

このような、気候風土の中で世界中から長年愛される

 

照明器具が生まれたんだと考えると感慨深いものがあります。

 

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どこから見ても光源が直接見えないように計算しつくされています。

 

今ではPHシリーズ専用のLED電球も発売されています。

 

次回は「タリアセン2」を紹介します。

 

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